段式な筆箱

2004年6月1日 エッセイ
小学校低学年の頃、筆箱は「稼動部が多いほど良い」という良く分からない基準があった。
うちのクラスだけか・・・とも思ったが、実際にその基準に合うような筆箱がかなり販売されていたので、まあ結構広い範囲での流行だったと思う。
しかも何故かその稼動部を「○○段式」と数えていた

例えば蓋がついているだけの、普通の箱のような筆箱。
これは動く蓋が1つしかないので1段式。
それに消しゴム専用の部屋がついて、蓋が2つに分かれると2段式。
裏側に三角定規とか分度器とか入れるようになってると、蓋が3つになるんで3段式・・・。

記憶では自分が使ってた筆箱は「6段式」だったような気がする。
微妙に曖昧だが、確か真ん中くらいからも2つに分かれてた気が・・・。
もちろん、本来そこは何が収まるべきなのかは不明だが。

筆箱なんかそんなに壊れる物でもないんで、多分小学校にいるうちはそれを使ってたような記憶があった。
ただその「段式」の流行は、1ヶ月ちょっとした続かなかった気がする。

人の噂も75日。
満更嘘でもないようだ。
確かに次の学年になると、ごく普通のペンケースを使ってた人が目立ってたかもしれない。
そんな中、その「6段式の筆箱」をずっと使い続けた僕は、他人の意見に流されないしっかり者ではないか?と思ったりもした。

よく考えると、ただ意地っ張りなだけか・・・。

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